優先債

優先債
債券や不動産などを裏付けとし証券化したABS(資産担保証券)の発行において、信用力の最も高い格付けの債券のことを言います。英語では、Senior Bondと言い、日本でも「シニア債」とも呼ばれます。

買収ファンドなどがM&Aの資金を調達する際には、限られた投資家からの出資額を最大限に活用するため、一般的には金融機関から融資を受けてレバレッジ(他人資本を使い、自己資本に対する利益率を高める)をかけます。金融機関からの融資方法としては、リスクとリターンの違いから「シニア債」、「メザニン債」、「ジュニア債」の3つに分類されます。

優先債は、融資をする金融機関に最もリスクとリターンが低い債券のため、融資先の信用力が高く、他の債券と比較して資金償還の優先順位が高いものになります。一方で、リターンの源となる利回りは、他の債券より相対的に低くなります。元利金の支払いが最も優先されるため優先債と呼ばれます。買収ファンドなどが、金融機関から受ける通常の融資は、ほとんどが優先債です。優先債より信用力の低い債券を「ジュニア債」といい、優先債とジュニア債の中間に位置するものを「メザニン債」と呼びます。メザニンとは、本来「中2階」を意味する英語です。


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