国債先物

国債先物
「国債先物取引」を意味し、将来の一定期日に、現時点で取り決めた価格で特定の債券取引をする契約のことを言います。

国債先物取引は、一定の証拠金を差し入れるだけで売買ができる上に、反対売買(差金決済)によって期日以前でも決済することができるのが特徴です。売買単位や受渡期日などの取引条件が定型化されており、決済方法は取引最終日までに転売・買戻しと呼ばれる反対売買によって決済するやり方と、受渡決済期日に受渡決済をするやり方があります。反対売買による決済の場合は、差金の授受によって決済が行われますが、受渡決済の場合は、売買代金及び現物国債の授受によって決済が行われるようになっています。この際、標準物は実在する国債ではないため、実際には「受渡適格銘柄」と呼ばれる国債が受渡しに利用されることになります。

東京証券取引所で取引されている国債先物は、実際に発行されている国債ではなく、「標準物」を取引対象としています。標準物とは、取引を円滑化するために証券取引所がクーポンレート(利率)や償還期限などを標準化しあらかじめ設定したものです。

東京証券取引所で行われている国債先物取引では、中期国債先物(償還期限5年)、長期国債先物(償還期限10年)、超長期国債先物(償還期限20年)の3銘柄が上場されていますが、取引高のほとんどは長期国債先物に集中しています。銀行などの機関投資家が積極的にトレーディングを行っているために、取引高が非常に高くて流動性が大きくなっています。


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