選択権付き為替予約
- 選択権付き為替予約
- あらかじめ決められた受渡期間内であれば、顧客に選択権(オプション)が与えられている予約のことです。英語では、Exchange Contract with Optionと言います。
為替予約とは、「確定日方式」と、受渡期間を設けた「オプション方式」のふたつに大別されます。選択権付き為替予約とは、オプション方式となり、投資家には決められた期間内であれば、売買を行うか、行わないかを選択する権利が与えられています。
選択権付き為替予約とは、たとえば1ドル=100円でドルの売り予約をします。実勢レートがそれより安ければ予約を実行し、実勢レートが予約より高くなれば予約を放棄することができるというものです。これによって為替の差損のリスクを回避することが目的となっています。ただ、この取引にはコストがかかります。1ドル=100円で「売ることができる権利」であるため、この権利の対価としてオプション料を支払う必要があります。例えば、オプション料が1ドルあたり1円というように、為替レートに換算に約定した上で、為替の決済金額とは別に支払うことになります。