予定利率

予定利率
生命保険の契約時に約束する運用利回りのことです。

生命保険会社は、契約者から払い込まれた保険料を「責任保険金」として積み立てて運用を行います。責任準備金の運用利回りを予定利率と言い、予定利率と実際の運用利回りとの差額のことを「利差損益」と呼ばれ生命保険の収益のひとつになっています。予定利率より実際の運用利回りが上回った場合は、契約者に配当として還元され、予定利率より実際の運用利回りが下回った場合(逆ザヤ)には、生命会社の不利益となります。生命保険会社は、契約者から預かった保険料を運用によってどれくらいの収益を出せるのか予定利率により算出し、それによる給付額を契約者に対して保証しなければならず、通常予定利率の変更は満期まで原則的にできないことになっています。

1997年から2001年の間に、バブル崩壊後の超低金利政策のもとで生命保険会社7社が経営破綻しました。不良債権に加えて、実際の運用利回りが予定利率を大きく下回る逆ザヤによる収益の圧迫が主な原因です。1996年に改正された「保険業法」で、新規契約に関しては保険の予定利率に引き下げを行ってもよいことになりました。しかし、経営破綻した生命保険会社を除き、すでに契約済みのものについては、予定利率の引き下げは認められなかったため、バブル時代に契約した高い予定利率の引き下げをおこなうことができませんでした。このため、政府は逆ザヤを起こしている契約問題を解消するために、2003年8月24日に「改正保険業法」を施行しました。これにより、生命保険会社は経営破綻していなくても予定利率が引き下げられるようになると同時に、予定利率の引き下げ額の下限を3パーセントと定める政令も施行されました。


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